肛門がんの障害年金受給事例
肛門がんとは
肛門がんとは、肛門の入り口から約3センチまでの部分にできるがんの総称です。発生頻度はあまり多くありませんが、外部に近い部分にできるがんのため比較的自覚しやすいようです。主な症状は肛門付近のしこり、かゆみ、出血、痛み、便通異常などで、ゆっくりと進行していきます。現在は治療法の発達により肛門括約筋まで進行していても抗がん剤と放射線療法を併せて治療することで、多くの場合は人工肛門を永久造設しなくても済むようになりました。
肛門がんで障害年金の対象となるケース
肛門がんの進行や治療により、全身が衰弱してしまっている
がんの悪化により全身状態が悪く、身のまわりのことが他人の援助なしにはできない、また、長期的な安静を必要とする場合は、障害年金が受給できる可能性があります。
身のまわりのことはできるが、日中の半分以上は就床している
がんやその治療によって日常生活や労働に制限がある場合は、障害年金の対象となる可能性があります。
人工肛門や新膀胱を造設した
治療の際、やむなく肛門機能を廃し、人工肛門に置き換える場合があります。その場合、永久造設のストーマであれば3級の障害年金を受給することができます。また、新膀胱も造設した場合は、2級以上となる可能性があります。
肛門がんで障害年金を受給できる事例
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掲載日:2015年10月9日